日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第18回秋季シンポジウム & 第1回アジア-オセアニアセラミック連盟国際会議
セッションID: 1L08
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コンニャク石を模倣した可撓性セラミックスの作製
*太田 敏孝玉木 康介安達 信泰佐藤 市周
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抄録
一般に、セラミックスは高強度であるが靭性には劣り、ほとんど曲がることはない。それに対し、くにゃくにゃ曲がるコンニャク石と呼ばれる岩石がある。これは、粒界に存在するジグソーパズルに似た3次元的クラックに因るものである。本研究では、この構造を模倣し、曲がるセラミックスの作製を試みた。方法としては、熱膨張の大きく異なる2種類の物質を複合焼結し、その熱膨張差を利用して冷却時に粒界にクラックを発生させるものである。原料としては、低熱膨張のリン酸ジルコニウムカリウムと高熱膨張のリューサイトを用いた。その結果、コンニャク石と同様な応力?歪み特性をえた。
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©  日本セラミックス協会 2005
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