抄録
TEOS/C12EO9/Tween60/H2Oモル比=4:1:1:60のLC相はヘキサゴナル構造(a=8.36nm)に帰属される強い回折ピークを与えた。得られたas-grown及び焼成試料のTEM観察により孔と孔の距離6-8nmのメソ孔と孔径約0.4nmのミクロ孔を併せ持つ直径40-80nmの球状シリカナノ粒子が生成していることがわかった(Fig.1)。さらにN2吸着等温線から求めた細孔径分布曲線とt-プロットから、直径5nmのメソ孔と0.06cm3/gのミクロ孔容量を持つことがわかった。LC相をTEOS/C12EO9/Tween60/H2Oにして上記の系と比較した。