抄録
高純度のチタン酸バリウムナノ粒子を、アルカリイオンを添加しない濃厚液の熟成によって、95℃以下の低温で合成した。高濃度Ti(OH)4スラリーの熟成により得られたアナターゼ型TiO2に、Ba/Ti=1.0_から_2.0のBa(OH)2・8H2Oを加えて95、50℃、1_から_7日間保持し、熟成した。Ba/Ti比が1のとき、未反応のアナターゼは、痕跡程度しか認められず、過剰のバリウムを添加した試料では、アナターゼはすべてチタン酸バリウムになっていた。チタン酸バリウムはBa/Ti比=1.5で、50℃という低温で合成できた。そのときB.E.T.による粒径は約50nmだった。