日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第18回秋季シンポジウム & 第1回アジア-オセアニアセラミック連盟国際会議
セッションID: 3N13
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積層無秩序構造を有するSiCナノ粉末の焼結におよぼすAlN添加の効果
*白井 健士郎山本 武志大柳 満之
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抄録
SiCは共有結合性の高融点化合物であることから難焼結材料であり、緻密体を得るには焼結助剤等を添加し、高温・高圧・長時間の熱処理により作製されている。これまでの研究において、MA(Mechanical Alloying)法により作製した積層無秩序構造を有するナノSiC粉末は、SPS法(Spark Plasma Sintering)によって、焼結助剤を添加する事無く、従来法より低温・短時間で相対密度99 %以上の緻密化に成功している。しかし、工業的な観点から考えれば、更なる焼結温度の低下が必要である。そこで本研究ではSiCと全率固溶の関係にあるAlNを少量添加することで、焼結温度の低温化を試みた。
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©  日本セラミックス協会 2005
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