日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2006年年会講演予稿集
セッションID: 1I21
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AgSbO3にCuOとZnOを添加して作製した焼結体の熱電特性
*溝呂木 晋西山 伸服部 豪夫
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抄録
AgSbO3にCuOを2.5mass%添加したAgSbO3焼結体の熱電性能指数は、800℃で7.24×10-4Wm-1K-2である。本研究ではCuOに加え、ZnOを添加する事で、AgSbO3焼結体の熱電性能に対するAgアイランドの影響を探る事を目的とする。Ag2OとSb2O3をAg:Sbのmol比が1:1になるように秤量した後、湿式混合を1 h行い、得られた混合粉末を900℃で2 hか焼した。得られたAgSbO3のか焼粉末に、CuOをAgに対し8mol%添加し、ZnOも0から6mol%添加した後、CIP成形をした。得られた成形体を大気中1000℃で焼結し、電気伝導度とゼーベック係数を測定した。ZnOを添加する事で、試料の電気伝導度は全温度域で僅かに低下し、ゼーベック係数の絶対値は減少した。
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©  日本セラミックス協会 2006
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