日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2006年年会講演予稿集
セッションID: 2F06
会議情報

可視域光増幅用Tb3+添加シリケートガラスの光学特性
*山下 達弥鈴木 健伸大石 泰丈
著者情報
キーワード: 光増幅器, ガラス, 希土類
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
可視域光通信用光増幅器を実現を目的として、Tb3+を添加した光増幅媒体の検討を行っている。本研究では、Tb3+添加シリケートガラスを溶融急冷法により試作し、これらの熱力学特性及びガラス中のTb3+の吸収・発光特性について明らかにした。検討したガラスはTb3+の高濃度添加が可能であり、Tb3+の波長0.54μmの輻射遷移(5D47F5)の蛍光寿命は約2.6msec、誘導放出断面積は約0.8×10-21cm2であった。添加イオン濃度が15wt%以下において濃度消光は観測されなかった。本ガラスは、0.54μm帯の光増幅媒体として期待できる。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2006
前の記事 次の記事
feedback
Top