日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2006年年会講演予稿集
セッションID: 2F24
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バンドギャップ励起に基づくペロブスカイト型酸化物R1/2Na1/2TiO3: Pr (R = La, Gd, Lu および Y) の発光特性
*稲熊 宜之土谷 武史
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抄録
ペロブスカイト型酸化物R1/2Na1/2TiO3: Pr ( R = La, Gd, LuおよびY)の結晶構造と発光特性の関係について調べた。すべての試料において強い赤色発光が観測された。Rのイオン半径が小さくなるにつれて発光ピーク波長は増加した。これは格子サイズの減少に伴い、Pr-O間距離が減少し、共有結合性が増加したことに対応すると考えられる。また、励起過程は母体のバンドギャップの電子遷移に対応し、Rのイオン半径が小さくなるにつれて吸収端が短波長側にシフトすることに伴い励起ピークも同様に短波長側にシフトすることがわかった。
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©  日本セラミックス協会 2006
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