日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2006年年会講演予稿集
セッションID: 2H10
会議情報

酵素反応によるc面を多く露出したアパタイトの合成とそのキャラクタリゼーション
*山本 宏明相澤 守
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
水酸アパタイトは六方昌系に属し、そのa面は正、c面は負に帯電した電荷の異なる2つの結晶面をもつ。タンパク質などの生理活性物質の吸着に利用されているが、その結晶面を選択配向させることによりその選択特異性を向上させることができる。a面を多く露出したアパタイトは塩基性タンパク質よりも酸性タンパク質をより多く吸着することが確認されている。我々は炭酸カルシウムとオルトリン酸からなる酸性水溶液を尿素とウレアーゼを用いた酵素反応により板状アパタイト生成の可能性を見出した。本研究では種々の反応条件による生成物の結晶相、形態、配向性について報告する。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2006
前の記事 次の記事
feedback
Top