日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2006年年会講演予稿集
セッションID: 2I07
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ソフト化学的手法による層状チタン酸化物の合成と電気化学特性
*千葉 一毅木嶋 倫人高橋 靖彦秋本 順二井手本 康
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抄録
リチウムイオン二次電池に使用されているLiCoO2は層状岩塩型構造を有している。このような層状構造は、リチウムイオン挿入脱離反応に有利であるため、電池電極材料として注目されている。一方、アルカリチタン酸化物は、スピネル型構造を有するLi4Ti5O12などが負極材料として検討されているが、層状構造をとる化合物については、電気化学的特性が不明なものが多い。今回、層状構造をとる三チタン酸塩Na2Ti3O7を出発物質として、層間のナトリウムイオンをリチウム、或いはプロトンとイオン交換することによって作成したLi2Ti3O7およびH2Ti3O7について、電気化学的リチウム挿入・脱離挙動について調べたので報告する。
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©  日本セラミックス協会 2006
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