日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2006年年会講演予稿集
セッションID: 2P059
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シリケート材調製へ向けたSi-NMR法によるSol-Gel反応の速度論的検討
*松浦 良成老久保 雄太岡野 恵聖子由井 和子内田 寛板谷 清司幸田 清一郎
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抄録
 シリケートコーティング膜作製技術の一つであるSol-Gel反応として知られるメチルトリエトキシシランの加水分解・縮合反応を29Si-NMR法により追跡した。初期反応の加水分解においては、まず3つのエトキシ基が全てOH基により置換され、その後、比較的遅い速度で2量体、3量体が生成した。Sol-Gel法を用いてハードコート膜を作製する際には、コロイドシリカなどの添加物を加えることがある。そこで、これらの添加物やpHが反応速度や機構に及ぼす効果を調べ、Sol-Gel反応の制御の方法を検討した。
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©  日本セラミックス協会 2006
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