日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2006年年会講演予稿集
セッションID: 3E11
会議情報

オゾン処理した溶液からのITO薄膜の合成
*山本 修谷 浩樹今井 浩之室田 正道中川 善兵衛
著者情報
キーワード: 溶液法, ITO, 電気伝導度
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
太陽電池用透明電極薄膜は300℃以下の低温形成が望まれているが,ゾルゲル法などの溶液法での薄膜形成は500℃以上が必要であった。そこで,我々は,300℃以下で結晶質ITO薄膜を得るための新規前駆体溶液の調製を試み,200℃で結晶化する前駆体の開発に成功した。本研究では,新規ITO前駆体溶液の調製条件,結晶化過程および電気伝導度を検討した。新規前駆体溶液の調製条件は,塩化インジウム及び塩化スズのエタノール溶液にオゾンガスを通気した後,pH6.5となるまでアンモニアを添加し,得られた沈殿物を80℃で保持することであった。前駆体と用いて形成したITO薄膜は200℃で結晶化することが分かった。電気伝導度は加熱処理温度の増加に伴い増加した。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2006
前の記事 次の記事
feedback
Top