日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2008年年会講演予稿集
セッションID: 2P002
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Ni-Fe-Al-O系スピネルの生成と部分還元反応
*稲舘 充彦王 嘉墨大門 啓志太田 敏孝田中 清明
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抄録
アルミナの原料として一般的であるアルミン酸ナトリウムとNiSO4及びFeSO4を出発原料としてNi-Fe-Al-O系スピネルを作成し、これを部分還元反応させることでアルミナとFe-Ni系金属との複合体を作成した。アルミン酸ナトリウムとNiSO4、FeSO4水和物を24時間ボールミル混合した後熱処理し、蒸留水で洗浄して得られた粉末の生成相を粉末X線回折にて調べた。700℃でスピネル単相が生成し、これを金属のモル比10~50%になるようにα-Al2O3と24時間ボールミル混合した。それを炭素雰囲気中で常圧還元焼成した。1500℃で10時間還元焼成することでFe-Ni系金属とアルミナの複合焼結体が得られた。
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©  日本セラミックス協会 2008
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