日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第22回秋季シンポジウム
セッションID: 1H28
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アンモニアガスによるβ-Ga2O3のGaNへの窒化に対する速度論的考察および微細構造観察
*酒井 利基清野 肇嶋田 志郎
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キーワード: GaN 粉末, 速度論, 窒化
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抄録
窒化ガリウム(GaN)は広いバンドギャップ(3.4 eV)を持ち、光電子デバイスとして有望である。NH3によるGa2O3の窒化反応の機構については不明な点が多く残されている。本研究では、β-Ga2O3粉末をNH3雰囲気中にて800-1000℃ で 0.25-1.1 hで等温窒化することで窒化反応を速度論的に考察し、TG, XRDの結果と、 SEM, TEMによる微細構造観察から窒化機構の解析を行った。昇温窒化反応では 700℃から開始し、1100℃からはGaNの気化による大きな重量減少が観測された。800℃-1000℃で行った等温窒化では、窒化に対応する重量減少が時間に対して直線的に進むことが分かった。
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©  日本セラミックス協会 2009
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