Progress of Digestive Endoscopy
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臨床研究
食道・胃病変と胃内胆汁酸濃度との関係に関する研究 ―簡便胆汁酸測定法の検討―
熊谷 義也
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2005 年 67 巻 2 号 p. 22-25

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抄録
 食道粘膜障害を引き起こす攻撃因子の一つである胆汁酸に着目し,胃液の色調を利用した胆汁酸の簡便測定法を検討した。上部消化管内視鏡検査下,30名の患者から採取された胃液をその色調の濃さに応じて4分類(-群,+群,++群,+++群)化し,独自の胃液カラーカード(カラーカード)を作成した。次いで,患者から得られた胃液をカラーカードに照合し,4分類化するとともに,それぞれ25名,計100名に3α-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ(3α-HSD)を用いた酵素法により対応する胃液の総胆汁酸濃度を測定した。その結果,各群の総胆汁酸濃度(mean±SD)は-群16.1±15.9(nmol/mL,n=25),+群125.3±104.9(nmol/mL,n=25),++群527.4±383.8(nmol/mL,n=25),+++群2029.1±2786.6(nmol/mL,n=25)と有意に上昇し(p<0.001),カラーカードは胃液中の胆汁酸濃度をよく反映することが確認された。
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© 2005 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
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