東京女子医科大学附属八千代医療センター/内視鏡科
東京女子医科大学附属八千代医療センター/消化器内科
2010 年 76 巻 2 号 p. 56-57
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症例は31歳女性。解離性障害で精神科病院入院中,27×27×12mmの円柱形異物を誤飲し当院へ紹介となった。緊急上部内視鏡施行し食道入口部に異物が嵌頓していたため,X線透視下に食道拡張バルーンを用い,バルーンとスコープで異物をはさみ,スコープごと抜去することで異物除去に成功した。食道内に隙間無く嵌頓し,鉗子での把持が困難な食道異物に対して本法は有用で,同様の状況下の様々な食道異物に対し応用可能と考えられた。
消化器内視鏡の進歩:Progress of Digestive Endoscopy
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