Progress of Digestive Endoscopy
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症例
間葉系腫瘍との鑑別を要した肝海綿状血管腫の1例
柿本 光, 野崎 浩二, 若松 高太郎, 福田 俊, 安部 仁, 和田 郁雄, 清水 伸幸, 野村 幸世, 宇於崎 宏, 深山 正久, 荒川 義弘, 瀬戸 泰之
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2010 年 76 巻 2 号 p. 60-61

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抄録
 超音波内視鏡所見にてLow echoを呈した稀な肝海綿状血管腫の症例。検診目的にて施行された上部消化管内視鏡検査で胃体上部大彎の粘膜下腫瘍様の隆起性病変として認識され,造影CTおよび超音波内視鏡検査にても海綿状血管腫に合致する所見は得られず,増大傾向を示す間葉系腫瘍の術前診断にて手術適応となった。手術所見より肝海綿状血管腫と診断したが,増大傾向が見られたため切除した。胃粘膜下腫瘍様病変を呈しつつも肝血管腫であった症例は文献上もいくつかの報告が散見されるが,多くは超音波所見ではHigh echoを呈しているとされ,本症例の様に,超音波所見においてLow echoを呈し,かつCTにおける造影効果の乏しいといった所見からは一般的に肝血管腫が鑑別診断に挙げられることは少ない。画像的に非典型的な像を示す稀な肝海綿状血管腫の症例を経験したので報告する。
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© 2010 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
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