Progress of Digestive Endoscopy
Online ISSN : 2187-4999
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症例
SILSで切除した虫垂腺腫の1例
神山 博彦永易 希一丹羽 浩一郎小野 誠吾石山 隼杉本 起一柳沼 行宏高橋 玄小島 豊五藤 倫敏仙石 博信冨木 裕一信川 文誠八尾 隆史渡辺 澄夫坂本 一博
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キーワード: Adenoma, appendix
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2011 年 78 巻 2 号 p. 132-133

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抄録

 症例は52歳男性。便潜血反応陽性のため大腸内視鏡検査を施行したところ,虫垂開口部にポリープを認めた。悪性を疑わせる所見は認められなかったが,腫瘍の全貌を観察することができなかったため,内視鏡的切除は不可能と判断し,後日,外科手術を施行した。単孔式腹腔鏡下手術により盲腸の根部を含めて虫垂を切除した。病変は12×15mmの軽度から高度の異型を伴う管状線腫であった。大腸内視鏡検査で発見され,小さいが内視鏡的な切除が困難な病変に対し,単孔式腹腔鏡下手術を施行し,良好な成績が得られたので,本邦における虫垂線腫の文献的考察を加えて報告する。

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© 2011 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
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