順天堂医学
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特集 画像診断の最近の進歩
脳血管病変の血管撮影, 特にDSA検査の適応
住江 寛俊谷口 克己浦上 信也坂本 尚隆鈴木 裕子久留 裕
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1989 年 34 巻 4 号 p. 466-475

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抄録
レントゲンがX線を発見してより, その医学的応用は今日まで驚異的な発展を遂げ, 病変の存在診断には欠かすことの出来ないものであったが, 近年, 種々の画像診断法の発達とともに, 血管撮影は更に, 精緻性が必要とされ, 侵襲性が低いことが要求されるようになった. 最近のコンピューター技術の進歩により, 画像のデジタル化が行われ, 血管内に注入した低濃度の造影剤にて良好なサブトラクション画像が得られるようになった. 本稿ではこのデジタル サブトラクション アンジオグラフィー (DSA) 画像の発展と, その脳血管病変に対する寄与の現況について報告する.
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© 1989 順天堂医学会
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