順天堂医学
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症例報告
睡眠時無呼吸症候群による交通事故の一例
杉本 正邦橋本 真生山田 充宏天羽 正志小林 督志広瀬 俊一
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1989 年 34 巻 4 号 p. 551-554

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抄録

65歳の男性が, 運転中の睡眠時無呼吸症候群に伴う昼間過眠発作による交通事故のため入院した. 患者の肥満度は151.4%で, 睡眠中のpolysomnographyで無呼吸発作に伴う血中酸素濃度は27mm Hg低下した. sleep apnea indexは42であった. 肥満による脂肪組織の気道狭窄による睡眠時無呼吸症候群と診断した. 食事制限, 側臥位での睡眠により, sleep apnea indexは6と著明に改善した.

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© 1989 順天堂医学会
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