順天堂医学
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総説
鈍的外傷による胆管損傷例の臨床的検討
-本邦報告46例の検討-
前川 武男巾 尊宣矢吹 清隆佐藤 雅彦小林 滋渡部 洋三
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1995 年 41 巻 2 号 p. 256-266

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抄録
鈍的腹部外傷による胆管損傷は, 胆管の完全離断症例から胆管の穿孔症例と様々である. 今回われわれは本邦における胆管損傷症例について離断例と穿孔例に分け比較検討した. 離断症例38例・穿孔症例8例の46例であった. 受傷原因は交通事故によるものが最も多かった. 受傷から手術までの時間では穿孔例の方が長く, 損傷の診断までに時間を要していた. また受傷してから2日以上になると53.4%に黄疸の発現が認められた. 損傷部位では総胆管膵移行部が多く, 穿孔例では肝門部の肝外胆管が多かった. 再建術式として, 離断例では総胆管空腸吻合が多く, 穿孔例では穿孔部の縫合閉鎖および胆管ドレナージが多く施行されていた. 合併損傷は肝臓・膵臓に多く認められ, 門脈損傷を合併している症例では予後不良であった.
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© 1995 順天堂医学会
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