抄録
ここのところ、mixiなどの巨大SNSとは別に、
地域をベースとした、より小規模のSNS―地域SNS―が、
全国各地で設置され、運営が行われるようになった。
これらのSNSは、地域情報化のツールとして、地域活性化
地域イメージの醸成、地域アイデンティティの確立
などを支援するものとして期待されている。
本研究では、平成19年11月に運用が開始され、
現在発展途上にある「もりおか地域SNS」を分析対象として、
1)地域SNSによって醸成・共有されうる地域イメージとは、
具体的にはどのようなものか?
2)地域SNSの構造や機能には、巨大SNSと比較して
どのような特徴があるのか?
ということについてアプローチする。
これらの作業を通して、地域SNSがどのような役割を担い
うるか、その可能性について考察する予定である。