抄録
著者らは、子どもの事故予防を目的に、子どもの日常行動データ、病院で収集する事故データ、日常生活空間で使用するモノのデータといった情報を収集してきた。日常空間における子どもの行動・事故をシミュレーションするためには、そのままでは統合が困難な様々なセンサデータやテキストデータといった情報を統合的に扱い、モデル化する必要がある。そこで、SQLデータベース、ベイジアンネットワークによる学習・推論機能、行動・モノに関する日常生活ターミノロジーから構成される日常生活行動モデリングのためのプラットフォームを提案する。本稿では、提案するプラットフォームについて、具体的なデータを提示し、その構築方法について述べる。