人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第28回 (2014)
セッションID: 3A4-3
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効率性と誘因制約を両立可能な物々交換モデルの特徴付け
*苑田 尭久東藤 大樹横尾 真
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抄録

本論文では,エージェントが複数の財を所持する物々交換モデルを扱う.エージェントの選好に制限がない場合,個人合理性,パレート効率性,戦略的操作不可能性を同時に満足する交換ルールは存在しないことが知られている.本研究では,各エージェントが得た財の中で,最も好ましい財により効用が決定する選好に制限して議論を進める.これにより,既存の交換ルールの拡張のみで,上記3性質を同時に満足可能であることを示す.

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© 2014 一般社団法人 人工知能学会
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