人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第31回 (2017)
セッションID: 4M1-1in1
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稀少性仮定の下での非独立性の判断としての人間の観察的因果推論
*高橋 達二大用 庫智玉造 晃弘横川 純貴
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抄録

原因候補Cから事象Eへの因果関係をそれらの共起情報から判断する因果推論は、不確実な世界における未来予測、コントロール、現象の説明の基礎として重要である。本論文では因果推論の最も基礎的な場合について、CとEの生起が稀であるという稀少性を仮定した上で、CとEの独立性の検定をこの推論の計算論的な目的と捉える、推論心理学に基づく理論と、単純ながらデータの説明力の高い、条件文理論に基づくモデルを提案する。

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© 2017 一般社団法人 人工知能学会
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