人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第32回 (2018)
セッションID: 1D2-OS-28a-03
会議情報

自律的ファシリテータエージェントのための内容とプロセスを考慮した議論文脈理解モデルの検討
*白松 俊池田 雄人北川 晃幸浦 弘昂伊藤 孝行
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本稿では,議論ファシリテータエージェントの実装のために必要な議論文脈理解モデルとして,議論内容の理解モデルと,議論プロセスの理解モデルを検討する. まず共通する要素として,「議論の場」に関するパラメータを定式化する.ファシリテーションにおいては構造の時間変化が重要なため,時刻tを重視した定式化を提案する. 議論内容の理解においては,gIBISやDeliberatorium等で伝統的に用いられているような,論点(課題)と案から成る構造が必要と考え,定式化を検討する. また,議論プロセスの理解においては,参加者の関係性変化や「場の空気」に関するパラメータの定式化について述べる. 更に,これらのパラメータの推定結果を用いたファシリテータエージェントの行動決定や質問生成手法を検討する.

著者関連情報
© 2018 一般社団法人 人工知能学会
前の記事 次の記事
feedback
Top