人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第32回 (2018)
セッションID: 2D1-01
会議情報

グラフ最適化を用いた多人数追跡手法におけるグリッドマップ生成の並列化
*西川 由理佐藤 仁小澤 順
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

グリッドマップとグラフ最適化を用いる多人数追跡手法は,人物の顔や色といった画像特徴量や人数や移動方向に関する前提知識を用いず,オクルージョンにロバストな手法として知られる.一方,カメラ数やグリッド数が増えるほど追跡精度が向上する反面,グリッドマップ(POM)生成の処理時間が増加することが課題である.本稿では,POM生成の処理速度を高速化するため、2つの並列化技術を階層的に適用した効果について報告する.結果として,順次実行に比べて20倍以上のスループット向上,約66%のレイテンシ削減を確認した.

著者関連情報
© 2018 一般社団法人 人工知能学会
前の記事 次の記事
feedback
Top