主催: 一般社団法人 人工知能学会
会議名: 2018年度人工知能学会全国大会(第32回)
回次: 32
開催地: 鹿児島県鹿児島市 城山ホテル鹿児島
開催日: 2018/06/05 - 2018/06/08
グリッドマップとグラフ最適化を用いる多人数追跡手法は,人物の顔や色といった画像特徴量や人数や移動方向に関する前提知識を用いず,オクルージョンにロバストな手法として知られる.一方,カメラ数やグリッド数が増えるほど追跡精度が向上する反面,グリッドマップ(POM)生成の処理時間が増加することが課題である.本稿では,POM生成の処理速度を高速化するため、2つの並列化技術を階層的に適用した効果について報告する.結果として,順次実行に比べて20倍以上のスループット向上,約66%のレイテンシ削減を確認した.