人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第32回 (2018)
セッションID: 2K2-04
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実物体の把持移動に適合するAR描画システムの構築と評価
*稲留 広貴曽我 真人
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抄録

従来の人型の仮想物体を利用した人物画スケッチ学習支援システムでは,事前に用意された人型モチーフを選びスケッチを行うというものであった.そのシステムでは,学習者がリアルタイムで人型モチーフを直感的に操作して好みのポーズに決めることは出来なかった.そこで本研究では改善案として,学習者がデッサン人形をタンジブルインタフェースとして用い,それをリアルタイムに好みのポーズに変化させ,仮想のモデルの姿勢を変化させる手法を提案する.具体的には,RGB-Dカメラから点群データを取得することが出来るPCLをKINECTで用いることによって,実物体の3次元座標を取得,トラッキングし,人型の仮想物体を重畳表示させることで直感的操作を実現するシステムを提案する.システムの検証実験では,追跡精度を図る精度検証を行い,システムの改良点について考察した.

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© 2018 一般社団法人 人工知能学会
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