人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第32回 (2018)
セッションID: 4Pin1-13
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量子自己符号化器の開発
*黄川田 優太坂本 克好山口 浩一横川 慎二曽我部 東馬
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抄録

古典的オートエンコーダーは、画像データの次元削減に使用され、事前学習と呼ばれる特性を取ります。ここでは、量子アニールを用いた量子オートエンコーダを提案する。量子アニールは、Isingモデルで表現されたスピン系に横磁場を加えることにより、最適化技術である。しかし、量子アニールを用いた最適化問題を解くためには、スピンの方向(アップスピン:+1、ダウンスピン:-1)の2つの値(±1)の組み合わせ問題に変換する必要がある。本論文では、量子オートエンコーダを用いた画像の学習方法について説明し、元の画像データから特徴を抽出した結果を示す。最後に、J特性を用いて元の画像データからノイズ低減を試みた。

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© 2018 一般社団法人 人工知能学会
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