主催: 一般社団法人 人工知能学会
会議名: 2018年度人工知能学会全国大会(第32回)
回次: 32
開催地: 鹿児島県鹿児島市 城山ホテル鹿児島
開催日: 2018/06/05 - 2018/06/08
本稿では,QOL向上や健康維持のための行動推薦を想定し,電力データから居住者のライフパターンを分析する.近年,スマートメータの普及に伴い電力データの活用が注目されている.その1つとしてQOL向上や高齢者の長期的な見守りの観点から,電力データを用いた居住者の行動推定や,ライフパターンの分析が研究されている.関連研究として不在・在宅推定,用途分解と言った行動推定や電力データをクラスタ分析し幾つかのライフパターンに分け新たな知見を得ようとするものがあげられる.しかし,前者は居住者の行動を特徴量として抽出することが目的であり,ライフパターンの分析は対象としていない.また,後者はクラスタ毎のライフパターンの解釈が難しいという問題がある.提案手法では電力データから推定した幾つかの行動を特徴量としたデータをクラスタリングし,居住者行動ベースのライフパターン分析を行う.実データを分析した結果より,ライフパターンの推定可能性について考察する.