人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第35回 (2021)
セッションID: 2J3-GS-8b-03
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Interactive Instruction FollowingのためのNeuro-Symbolic手法による多様な物体と言語指示への頑健性の向上
*篠田 一聡竹澤 祐貴鈴木 雅大岩澤 有祐松尾 豊
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抄録

Instruction Followingとは自然言語で記述された指示を視覚的環境での行動の系列に変換するタスクである. 近年,物体との相互作用を必要とする指示に従う研究を促進するためにInteractive Instruction Followingタスクが提案された. このタスクにおける既存モデルは多様な物体や言語指示に対して頑健ではないことが本研究によって明らかになった. これは実応用において深刻な問題につながる可能性がある. 本研究ではニューラルな特徴抽出が画像や言語における小さな摂動に対してかなり敏感であることが原因だと想定した. そこで本研究ではNeuro-Symbolic手法の導入によってこの問題の解決を目指す. 具体的には物体検知と意味解析を行うモジュールの導入によって記号表現上での推論を可能にする. 本研究ではALFREDデータセットでの実験によって,提案手法は物体との相互作用を必要とするサブタスクにおいて成功率を大幅に向上することを示した.

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© 2021 一般社団法人 人工知能学会
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