人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第35回 (2021)
セッションID: 3H1-GS-3d-02
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行動と空間の状態に着目したCOVID-19感染リスクオントロジーの提案
*江上 周作大向 一輝山本 泰智神崎 正英野本 昌子坂根 昌一伊藤 真和吏網 淳子奥村 貴史
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抄録

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止に向けて,政府より「3つの密(三密)」「5つの場面」が提言されている.これらの標語・指標に基づいて,個別の行動事例のリスクを評価するためには,行動履歴情報,空間情報,およびそれらの知識の定義が必要となる.本研究では,感染症患者に対する聞き取り調査で得られる行動履歴情報を用いて,その行動における三密の度合いを推論可能なオントロジーを提案する.推論結果は,公衆衛生当局における追跡調査業務の省力化や,実データとの照合による,感染に結びつく行動の分析などに応用できると考えられる.本稿では,提案オントロジーの実運用に向けたシナリオの検討と課題を述べる.

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© 2021 一般社団法人 人工知能学会
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