人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第35回 (2021)
セッションID: 3I2-GS-5e-01
会議情報

MCS-AI動的連携モデルがゲームデザインに与える影響の比較検証実験
*三宅 陽一郎鳥海 不二夫
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本比較検証実験の目的は,デジタルゲームAIにおいて著者が提案するMCS-AI動的連携モデル(Meta-Character-Spatial AI Dynamic Cooperative Model)がゲームデザインに対してアイデアの多様性をもたらすことを検証することである.MCS-AI動的連携モデルを知った被験者のゲームデザインのアイデアを,知らせなかった被験者と比較することで,MCS-AI動的連携モデルのゲームデザインのアイデアへの影響を比較検証する.被験者は解説文を読んだあと,自由記述式アンケートに回答を記述する.26人の被験者に対するアンケート文を自然言語解析を行い,MCN-AI連携モデル(従来のモデル)のみを知らせた場合と,MCS-AI動的連携モデルも知らせた場合とで,ゲームデザインアイデアにどのような変化が行われるか,を比較した.解答文の形態素解析によってキーワード抽出し共起ネットワークを生成することで,MCS-AI動的連携モデルを調べたグループの回答が、よりAIと連携したアイデアを提案することを明らかにした.

著者関連情報
© 2021 一般社団法人 人工知能学会
前の記事 次の記事
feedback
Top