人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第35回 (2021)
セッションID: 4I2-GS-7c-03
会議情報

キーワードスポッティング向けNeural ODEを用いたパラメータ削減手法の提案
*更田 裕司森田 行則
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

近年高精度のキーワード音声認識(キーワードスポッティング)を実現する為に、ニューラルネットワークを用いる手法が多数提案されている。キーワードスポッティングはスマートスピーカーなどエッジデバイスで実行される事が通常で、ネットワークのパラメータ数や計算量の削減が求められる。そこで本稿では、ニューラルネットワークのパラメータ数を削減する手法として、常微分方程式に基づくニューラルネットワークであるNeural ODEを適用することを提案する。本技術を用いることで、キーワードスポッティングの精度を維持しつつパラメータ数を68%削減できることを示す。一方で、Neural ODEは、実行の際に常微分方程式を解く必要がある為、計算量が多いという課題がある。そこで、推論時の計算量を削減する手法も併せて提案する。

著者関連情報
© 2021 一般社団法人 人工知能学会
前の記事 次の記事
feedback
Top