人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第39回 (2025)
セッションID: 2H4-GS-11-01
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Vision-Language Model における性別に対する嗜好の偏り
*熊谷 雄介馬場 雪乃
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抄録

Vision-Language Model (VLM) は大規模な画像・言語コーパスから学習された視覚と言語を同時に扱う基盤モデルである.本研究では属性付き顔画像の一対比較実験を通じて VLM における嗜好の偏りを明らかにする.結果,VLM は 男性と女性など複数の属性ペアにて有意に一方を好むことが示された.検証の結果,VLM が画像を認識する時点ではバイアスを持たない可能性があることや,VLM の言語処理部に男性より女性を美しいと判定する強いバイアスを明らかにした.

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© 2025 人工知能学会
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