抄録
1. 基礎ブロックの根入についてば現地に適合するように計画すること。
2. 堤防高の変化は法長で調整しパラペットはすべて同一形とすること。
3. 天端巾は原則として海岸部を4m, 河川部を3mとし, その接合部は適当距離で取り合わせること。
4. パラペット基礎杭は全壌部, 半壌部, 残存部の築堤土の状況に応じ2~0本ビすること。
5. 基礎ブロックば可能であれば現場打コンクリート基礎ざすること。
6. 半壊部, 残存部ヒっいてぼ残存護岸の強度を判定じ, 本標準を考慮して補強継足を計画すること。
7. 全壊部の澪となつた個所ば原則として, 鋼矢板を基礎ブロック直前に旧地盤に達するまで計画すること。
8. 感潮河川部分の堤防形は一律に定め難いので, 当該河川の護岸形本標準形を考慮に入れて適宜計画する。
9. 10m間隔に縦目地を切り (バツトジョイント), 目地部裏側に巾50cm, 厚20cmのコンクリート版を設けること。
10. ペラペットと法面コンクリート接合部の目地は, 図示のことく相欠きとすること。
11. 目地には5分程度の木版を挿入すること。
12. 法面施工は最小限2m以上を同時に施工し, コンクリート打継巨は將來亀裂の入らないように充分注意すること。
13. 栗石は径1~10cm程度混合のものとすること。
14. コンクリート裏面には特に被覆土は使用しない。
15. 破堤個所は状況に応じ裏小段を設けるなど, 他の部分より断面を大きくして安全を期すること。