海岸工学論文集
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傾斜堤体の被災変形に伴う消波性能変化について
太田 隆夫松見 吉晴木村 晃
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2006 年 53 巻 p. 711-715

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抄録
本研究では, 傾斜堤を対象として, 堤体断面の形状変化と消波性能の変化について水理模型実験により検討した. 実験より得られた反射率, 越波量および打ち上げ高を消波性能の評価尺度とした. また, 時間平均型波浪変形計算モデルを用いて, 透過斜面上のエネルギー逸散を求め, 消波性能に及ぼす堤体断面変形の影響について検討した. 実験結果より, 反射率は断面変化の影響をほとんど受けないこと, 断面変形の進行に伴って, 越波量は増加, 打ち上げ高は減少する傾向を示すことがわかった. また, 数値計算により求められたエネルギー逸散量に対する断面変化の影響は小さく, 実験において反射率がほぼ一定となることを理論的に裏付ける結果が得られた.
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© 社団法人 土木学会
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