海岸工学論文集
Online ISSN : 1884-8222
Print ISSN : 0916-7897
ISSN-L : 0916-7897
風波の制御に関する実験的研究
辻村 太郎京藤 敏達
著者情報
ジャーナル フリー

2006 年 53 巻 p. 741-745

詳細
抄録
風波発達の物理機構の解明, 波浪推算精度の向上は環境・防災の観点から重要な課題である. また, 風波の制御が実現すれば環境・防災に対する重要なオプションとなる. そこで本研究では, 気流の変動が風波の発達に与える影響を調べると同時に風波の制御に関する検討を行った. 実験の結果, 気流に局所的な外乱を与えた場合, 気流の変動のみで風波の発達に影響を与えることは難しいことがわかった. しかし, 風波発生初期に水面変動を励起することにより, 風波の発達を制御できる可能性が示された. 風速場全体に外乱を与える実験を行い, 有義波の振動数もしくは波長に等しい気流の変動は水面波の発達に大きく影響し, 有義波付近のパワースペクトルが増幅されることがわかった.
著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top