海岸工学論文集
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固液2相流での砕波に伴う浮遊砂の移動速度に関する研究
鷲見 浩一兼藤 剛植松 達也
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2006 年 53 巻 p. 81-85

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抄録
本研究では, 砕波により浮遊した砂と水が共存する固液2相流において, 浮遊砂の移動速度と水粒子速度の時空間分布を, 可視化実験により究明した. さらに, 波内部の速度場と砂の移動速度を関連づけて検討し, 砕波に伴う浮遊砂の移動速度特性を考究した. その結果, 浮遊砂の移動速度には, 波内部の流れが支配的であることが明かとなった. すなわち, 砂の沈降方向と波内部の流れが同方向のときは, 両者は互いに強めあって, 砂の移動速度は水粒子速度よりも速くなる. 一方, 砂の沈降方向と波内部の流れが逆方向ときは, 両者は互いに弱めあって, 砂の移動速度は水粒子速度よりも遅くなる. また, 砕波時にバー沖側上端部から, 新たに底質が浮遊することを確認した.
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© 社団法人 土木学会
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