地震工学研究発表会講演論文集
Online ISSN : 1884-8435
ISSN-L : 1884-8435
強震記録を用いた液状化検知法に関する検討
宮島 昌克野津 智北浦 勝
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1997 年 24 巻 p. 265-268

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抄録

本研究では強震記録をもとに観測点における液状化の発生の有無を早期に判定し、地震直後の復旧・救援活動に寄与することのできる手法の開発を目的としている。
まず、周波数特性に注目し、ランニングスペクトルをもとに、液状化の発生に伴う地盤の固有振動数の低下の度合いを定量的に把握し、液状化を検知する方法について検討した。次に、液状化地盤では水平加速度が減衰するが、上下加速度は減衰せず、むしろ増幅することに注目し、強震記録の上下/水平比を用いた液状化検知法についても検討した。

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© 社団法人 土木学会
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