地震工学研究発表会講演論文集
Online ISSN : 1884-8435
ISSN-L : 1884-8435
東三河地域の地震動に対する中央構造線の影響
蒋 建群栗林 栄一粟津 裕之
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1997 年 24 巻 p. 97-100

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抄録
豊橋技術科学大学では、1997.3.16.発生した愛知県東部地震を含み、今まで構築した地震観測システムTASSEMによって、いくつかの観測結果を得ました。これらを加えて、K-NET強震計データの収集も行い、東三河地域の地震動分布を整理した。なお、大学の位置しているこの地域には西南日本の地質を大きく二分する中央構造線が地域中央を東北東から西南西に通過している。この中央構造線の存在は同地域の地震動特性に大きな影響を及ぼすと考えられる。本研究では三河地域において地質構造の食い違いをなしている中央構造線を対象にし、中央構造線を挟んで観測された地震観測記録を分析することにより、同地域の地震動特性、および中央構造線が地震動の伝播に及ぼす影響について検討を行った。
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