抄録
小地震合成法で大地震の地震波を作成する場合のように, 地盤が弾性であるとの条件で地表で設計用地震動が与えられた場合には, 構造物の設計用地震動を計算するためには, 一旦基盤の入射波を作成した後, 入射波を作用させた非線形解析を行う必要があるが, 前都の過程では履歴減衰はないので, 散乱減衰が重要となる。そこで, 散乱減衰を考慮するか否かで, 後者の非線形地震応答がどの程度変化するかをケーススタディにより検討した。その結果, その影響は最大加速度で10%, 応答スペクトルの最大誤差で15%となっていることがわかった。