地震工学論文集
Online ISSN : 1884-846X
ISSN-L : 1880-4624
近接したK-NET観測記録から見た青森県震度情報ネットワークの計測震度の特徴
片岡 俊一市村 強菊地 俊紀
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2005 年 28 巻 p. 86

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抄録
最近, 震度計の設置状況の不適切さが指摘されているが, それを実測例で確認した例は多くはない. そこで, 震度計がK-NETの比較的近傍に設置されている地点を対象に, 両者の地震動記録を計測震度の差という観点から検討した. 具体的には, 震度差とスペクトル比 (震度計/強震計) を求めた. 震度差は11地点で比較した. スペクトル比が比較できたのは5地点であり, 2あるいは3地震のみであった. しかしながら, その形状は地点, 地震によらず概略同じであった. つまり, 0~4Hzの範囲では大凡1であり, 途中4~5Hz付近で一度ピークがあり, それ以降は1より小さくなる. 震度計の方が震度が大きい場合には, 小さい場合に比べ4~5Hz付近のピークが大きかった. 最後に, スペクトル比と震度差の関係を求めた. 一方で, このスペクトル形状に及ぼす震度計の容器 (基礎) の影響も検討した.
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© 社団法人 土木学会
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