抄録
強震動下で桁衝突によって引き起こされる複雑な地震応答を防止するためには, 桁の応答変位をできるだけ低減させることが重要である. このためには, 単に弾性積層ゴム支承を用いた地震時水平力分散構造ではなく, エネルギー吸収性能のある免震支承を用いた免震構造や, これにさらにU型免震ダンパーを併用してエネルギー吸収性能を高めることが有効である. 本研究は橋長240mの2径間連続橋3連からなる高架橋を対象に, 高減衰積層ゴム支承を用いて免震構造とした橋にU型免震ダンパーを付加することによる効果を弾性積層ゴム支承を用いて地震時水平力分散構造とした場合も含めて検討したものである.