日本古生物学會報告・紀事 新編
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501. ON THE GENUS TILIA FROM THE WOODWARDIA ZONE OF HOKKAIDO, WITH DESCRIPTION OF TWO NEW SPECIES
遠藤 誠道
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1966 年 1966 巻 61 号 p. 188-190_1

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抄録

Tilia属には, 現生種と化石種と合せて52種ばかりある。そのうち現生種はことごとく北半球の温帯に限られて居る。化石種は全部で22種ある。白亜紀からは確実なものは知られていないが, 新生代には多く, 古第三紀層からは約10種, 新第三紀層及び第四紀更新世からは12種知られている。今回は始新世のものTilia eojaponica ENDOと中新世のものTilia protojaponica ENDOとを記載する。両者は共に現生種Tilia japonica SIMONKの祖先型と見られるものである。

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© The Palaeontological Society of Japan
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