品質工学
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開発と研究
丸刃移動式カッタの最適化に関する研究
鈴木 勇押野 源治小野 元久森田 秀幸
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2001 年 9 巻 1 号 p. 37-44

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抄録

丸刃移動式カッタの設計条件を最適化するための実験を行った。カッタの基本機能は入力信号を切断長さ,出力をカッタの切断抵抗としたときに,両者間にゼロ点比例式が成り立つことであるとした。誤差は刃物の劣化と移動方向とし,刃物の劣化を加速的に与える方法として研磨テープを切断し,実験工数を低減した。実験の結果,長方形の固定刃に沿って丸刃が移動する丸刃移動式カッタにおいて,耐久性と汎用性の確保をパラメータ設計にて見出すことが出来た。

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© 2001 一般社団法人 品質工学会
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