年次大会講演要旨集
Online ISSN : 2432-7131
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1A09 国立大学の技術を基にした企業創出の実際と問題点
田崎 明巨瀬 勝美拝師 智之
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p. 59-63

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抄録

筑波大学・物理工学系・巨瀬^^<こせ>研究室で研究開発されたMRI(磁気共鳴影像法)の計測技術を基に、大学院生の拝師^^<はいし>がベンチャー会社であるエム・アール・テクノロジーを起こした。これは筑波地区におけるTLOのモデル・ケースとして実験的に進めてきたものである。技術移転を世話した筑波リエゾン研究所は、この実験の途中でTLOとしての承認を得ている。今回の報告は技術移転に携わった3名の連名であるが、田崎が全体の意見をまとめて"ベンチャー作り実験"の経過報告を行う。特に、技術移転によってベンチャー企業を起こす際の参考になると思われる事項や、当事者達の気持ちを記録して、今後の参考として残すことにした。報告は基礎となった技術(内容は場違いではあるが、実験モデルの設定としては避けて通れない)、研究から企業化を考える過程、具体化に際しての問題、今後の課題など項目に分けて報告する。

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© 1999 研究・イノベーション学会
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