抄録
NEDOは,現在約130件/年の研究開発プロジェクトを進める公的研究開発マネジメント機関である.これらのプロジェクトの専門家等との議論を踏まえつつNEDOが策定し,平成13年度より立ち上がった技術評価システムにより中間評価,事後評価,追跡調査・評価等を行っている.こうした取組みにより,個々の案件について,多くの評価報告書を作成してきたが,必ずしも得られた教訓を次のプロジェクトに活かせる様に編さんできている状態にはなかった.こうした問題意識の下,過去の教訓に学びつつ,ロジェクト担当者がマネジメント上の分岐点で判断する際に参照する「NEDO研究開発マネジメントガイドライン」が作成された.そのコンセプトを紹介するとともに,その取組を検証する.