長期に亘る経済社会像を俯瞰し、その変化において生じる社会課題の解決に対応する科学技術領域や科学技術と社会システムの複合領域の抽出に貢献する「社会ビジョン」の検討を行った。検討においては、従来のような技術シーズの積み上げやボトムアップ型ではなく、将来の社会像からのバックキャストアプローチにより、社会科学、人文学、自然科学といった多様な視点から、多面的に議論を行った。参加者も、各領域の専門家・実務家を中心に、必ずしも対象領域の専門家でないメンバーも加えた多様な構成とした。ワークショップ結果の分析と、世界的な潮流や課題先進国としての日本の進むべき方向性を総合し、社会ビジョンを導出した。