広島県立宮島水族館
1963 年 1 巻 p. 40a-46
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タカアシガニMacrocheira kaempferi DE HAANは,日本列島附近(相模湾-九州)の比較的深海(50〜300m)に棲息し,現棲甲殻類中,世界最大の種類として知られているが,従来,その生態・生活史等に関する知見は,きわめて乏しい。1961及び,'62年,広島県立宮島水族館で,延べ12尾におよぶタカアシガニを飼育し,その間,本種の性行動について観察する機会を得たので,以下に,その詳細を述べる。
Crustacean Research
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