信頼性シンポジウム発表報文集
Online ISSN : 2424-2357
ISSN-L : 2424-2357
2013_秋季
セッションID: 6-1
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6-1 NAND FMのエラービット予測手法(セッション6「試験,故障解析,部品,要素技術の信頼性,ハードウェア面」)
*鈴木 彬史小川 純司
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抄録
近年NANDフラッシュメモリ(以下FM)の平均エラービット発生率(以下RBER)は,微細化の進展により増加している.またRBERは,書き換えによる劣化や書き換え間隔により変化する.このため,実利用条件におけるRBERのばらつきを再現する劣化実験には,年単位の期間が必要となる.実験期間を短縮するために,本発表では,RBERのばらつきを,書き換え間隔とデータ保持期間を変数とした分布関数にてモデル化し,実利用条件におけるRBERのばらつきを外挿する手法を提案する.上記手法の評価として,本発表では,書き換え間隔とデータ保持期間を共に1.3倍外挿してばらつき外挿値を作成し,同条件の実験結果と比較した.比較として適合度検定を行い,有意水準5%にて「ばらつき外挿値と実験結果が適合している」という仮説が棄却されない結果を得た.
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© 2013 日本信頼性学会
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